2004年5月19日
日本SGI 株式会社
アイピーロックス社

日本SGIがアイピ-ロックス社と提携し、情報セキュリティ向けアプライアンス・ソリュ-ションを共同開発
コンサルティングを一体化して提供

日本SGI 株式会社（社長：和泉法夫、本社：渋谷区恵比寿）とデータべース監視ツールの米国ベンチャー企業であるアイピーロックス社（本社：カリフォルニア州サンノゼ、プレジデント兼CEO：坂本明男）は、本日、情報セキュリティ市場の拡大に向け、アプライアンス・ソリューションの共同開発をはじめとした業務提携をしたと発表しました。

これにより、日本SGI は、アイピーロックス社が開発したデータべース監視ツールである「IPLocks（アイピーロックス）」を採用した、情報セキュリティ向けのアプライアンス・ソリューションとして「Whistle-blowerTM for DB（ホイッスル・ブローワーフォーディービー）」を共同開発し、情報セキュリティのコンサルティング事業を本格的に展開します。

さらに両社は、密接な協力関係により新たに64ビット版Linux用のIPLocksを共同開発し、そのアプライアンス・ソリューションを日本SGI から他のベンダーへも供給して国内市場を開拓します。また米国市場向けには、アイピーロックス社が同ソリューションを提供するビジネスもあわせて展開していく予定です。

2005年4月1日に全面施行される予定の個人情報保護法を前に、企業ではこのような企業内部の情報漏洩防止を主眼とする情報セキュリティへの関心が急速に高まっています。

こうした動きに対し、日本SGI は情報セキュリティマネジメントの認証規格である「BS7799」および「ISMS（情報セキュリティ管理システム）」を短期間で構築、取得しました。そしてその経験とノウハウを基盤に、情報セキュリティポリシーの策定から運用に至る情報セキュリティマネジメントシステムの構築を支援するサービス「ISMS Express」の提供を開始しています。

また日本SGI は、コンテンツ統合管理システム「ASSET Express」により、PDF文書と画像・映像データのコンテンツの一元管理を実現しています。

日本SGI は今回提供するWhistle-blower for DBと関連するセキュリティソリューションを組み合わせることにより、個人情報の内部漏洩に関するセキュリティだけでなく、製品の膨大な開発データや設計図・デザインデータなどのコンテンツ情報を含めた企業の根幹となる重要な情報全体の知的財産の漏洩防止にも適用していく考えです。

さらに日本SGI では、ネットワーク監視、アンチウイルス、ファイヤーウォールなどの各種セキュリティ機能を総合的に提供するために、今後、関連ベンダーとパートナーシップを締結し、各種ツールをWhistle-blower for DBに組み合わせて機能強化を図り、提供していきます。

Whistle-blower for DBは、IPLocksをLinux(R)サーバやPCサーバなどに組み込んだ日本SGI のアプライアンス・ソリューションです。企業内部におけるデータベースへのアクセスを常時監視し続け、通常と異なる不審なデータベースアクセスなどを記録し、警告を発します。また状況に応じた詳細なポリシー定義を行うことによって、利用実態に即した監視を行うことができ、内部からの機密情報漏洩を高い確率で防止することができます。

日本SGI は、アイピーロックス社と共同でより大きなメモリ空間を扱えるようIPLocksを64ビット化し、基幹業務向けに積極的な導入を推進していきます。

日本SGI は、情報セキュリティのコンサルティング事業の本格展開に向け、下記の日程でセキュリティーセミナーを開催いたします。

■日本SGI セキュリティーセミナー開催概要

日時：2004年5月31日(月) 14:00 - 17:00 （開場/受付開始 13:30）
会場　日本SGI 株式会社 SGI ホール
(東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F)
講演者：大澤法律事務所　弁護士　大澤恒夫　氏
ビーエスアイジャパン株式会社　教育事業部長　高橋圭二　氏（ISMS主任審査員）
アイピーロックス社（IPLocks Inc.）　プレジデント 兼　CEO　坂本　明男　氏
URL: http://www.sgi.co.jp/events/2004/security/
(詳細はこちらをご参照ください)

※IPLocksは、IPLocks Japan K.K.の商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

■ お客様からの製品のお問い合わせ先

日本SGI 株式会社　営業フリーダイヤル
TEL: 0120-161-086