報道発表
2004年10月25日
アイピーロックス ジャパン株式会社
アイピーロックス ジャパン、監視DBの負荷を改善した DBセキュリティ管理ソフトの最新版
「IPLocks v4.2」を出荷開始
〜 監視ログ用内部DBにOracleを採用、外部監視DBにOracle Database 10gを追加 〜
データベース脆弱性の評価および継続的なリスク監視の革新的なシステムを提供するIPLocks Japan K.K.（本社：米国カリフォルニア州サンノゼ市、CEO&プレジデント：坂本明男）の日本法人であるアイピーロックス ジャパン株式会社（本社：東京都千代田区）は、データベース・セキュリティ管理ソフトウェアの最新バージョン「IPLocks v4.2」日本語版を2004年10月31日より出荷開始することを発表いたしました。
「IPLocks」は、先進的なセキュリティ手法を駆使して、データベースの脆弱性評価、アクセスの自動監視、および監査を行い、データの破壊・改ざん・漏えいなどによる被害を極小化する新しいセキュリティ・ソリューションです。このたび出荷を開始する最新バージョン「IPLocks v4.2」では、Oracleの監査ログ収集の負荷を削減する手法を採用し、監視対象となるOracleのパフォーマンス劣化を最小限に抑えることが可能となりました。
また、内部の監視ログ蓄積用データベースとして、従来のPostgreSQLに加え新たにOracleが選択可能となりました。ユーザーは大量のデータを効率的に保管・管理することが可能となり、信頼性が大幅に向上しました。さらに監視対象となる外部データベースにOracle Database 10gが追加されました。このほか、IBM DB2メインフレーム、MS SQL Server v7のUBMもサポートします。
「IPLocks v4.2」では、OracleのPL/SQL、MS SQL ServerおよびSybaseのTransact-SQLと言った手続き記述可能なSQL*1をサポートしました。これにより、Javaだけではなく、使い慣れた言語で簡単かつ柔軟に法規制や社内外の監査に対応した複雑な監視ルールを組み込むことが可能となりました。
また、「IPLocks v4.2」からアラート機能にSNMP*2 v1、v2cのサポートが追加され、同時にアラームの個々の情報をオブジェクトとしてハンドリングすることができるようになりました。SNMPの規格に準拠した株式会社日立製作所の「JP1」やチボリシステムズの「Tivoli」をはじめとする多数の統合運用管理ツールとの親和性を高め、さまざまなシステムを集中管理したいというユーザー・ニーズに対応します。
このたびの「IPLocks v4.2」出荷開始について、日本オラクル株式会社マーケティング本部長 清水照久氏より以下のようなコメントをいただいています。
「日本オラクルは、Oracleへの対応を大幅に強化したIPLocks v4.2の出荷を歓迎いたします。Oracle Database 10gとの相互補完により、データベース・セキュリティがさらに強固になることで、情報セキュリティのリスクが低減することを期待しています。」
アイピーロックス ジャパンでは、新バージョンの「IPLocks v4.2」により、2005年4月より開始される個人情報保護法案の施行に向け、日本のユーザー・ニーズにきめ細かく対応したデータベース・セキュリティ・ソリューションを提供してまいります。
IPLocks製品概要
◆特長
稼動中のデータベースを停止せずに実装できる、外部監査システムです。
データベースの脆弱性を評価し、評価結果と改善提案をレポートします。
情報漏えいにつながる不審なアクセス行動パターンを監視し、監視内容を記録します。
データベース・アクセス権の変更を監視します。
データベース・コンテンツの改ざん、あるいは操作ミスによる異常データを監視します。
データ構造の変更を監視します。
ユーザー定義ルールで独自の監視ルールを追加できます。
1台のIPLocksサーバーで複数のDBを同時に監視できます。
統合運用管理ソリューションとの連携が可能です。
対象データベースはOracle, IBM DB2, MS SQL Server, Sybase, Hitachi HiRDB です。
◆価格：
PCサーバーに組み込んだアプライアンス・サーバーとして提供するため、ストラテジック・パートナーによる個別見積もりとなります。
◆出荷開始：
2004年10月31日
■本件に関するお問合せ先：
*1 SQL(Structured Query Language)：データベース・システム用の問い合わせ言語
*2 SNMP(Simple Network Management Protocol)：ネットワーク機器を管理するための通信プロトコルの一種
IPLocksは、IPLocks Japan K.K.の商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。
